2014年5月25日日曜日

TOD`Sのドライビングシューズ修理。

皆様こんにちは!!
西武新宿線、井荻駅の靴とバッグの修理店doekです!!

今日は、ちょっと暑いくらいですね。
ちょっとと言うか・・・

店内の温度計、30度を超えております(笑)。
今年初めてじゃないですかね??
真夏の予感です。


さて。
夏と言えば、サンダルやミュール、サボ、ローファー。
・・・ドライビングシューズも入れて良いでしょうか(笑)。

と言うわけでこちら。






 ドライビングシューズと言えば『TOD‘S』の印象が強いです!
もちろん、他のブランドでも展開されている、ベーシックな形です。

ドライビングシューズとは、その名の通り、車の運転に適した形の靴になります。
具体的に言うと、底はゴムの場合がほとんどです。
場合によっては革底にゴムが埋め込まれたようなタイプもあります。
アクセルやブレーキのペダリングの際すべりにくいようにですね。
そして、底部分だけでなくかかとの後部分まで、ゴムがついています。
これも、アクセルやブレーキを踏む際に、通常アッパーにあたる部分が床についてしまわない様に、上までゴムがついています。

で、TOD‘Sにせよ、他のブランドのドライビングシューズでもそうなのですが、基本的に運転の妨げにならないように、比較的、靴底の返りも良く全体に柔らかく、それでいてスニーカーなどよりはドレッシーな雰囲気にデザインされています。
そうなると、当然タウンユースとして好まれます。
ですが、いかんせん、運転用なのでカカト部分等、磨耗に強くなかったりします。
で、どうなるかと言うと。

 こんな感じで、こちらのタイプは、えー・・・突起状のゴムの・・・ボツボツ?・・・プツプツ?が削れてしまっています(笑)。
ちょっと、インターネットで調べてみましたが、突起物となっていました(笑)。
しかも、133個と決まっているらしいです。
・・・ほんの一瞬だけ数えてみようかと思いましたが、やめました。
133個です(笑)!!

写真のように削れてしまった場合どうするかと言うと。
23個ポツポツを削り取ってしまいます。
下の写真になります。

 気持ちとしては、このツブツブを一つずつ直したいのですが、いかに強力な接着剤とはいえ、接地面積がここまで小さいと外れてしまいます。
ですので、23個分を1枚のゴムにしてしまい、接地面積を広げて外れないように強力に接着します。


 こんなゴムを用意しました。

 で、こんな感じになりました。
手前の10粒もなくしても良いかなと少し悩んだのですが、雰囲気だけでもと思い、残しました。

横から見るとこんな感じ。
やや元のブツブツより厚めになっております。

ちょっと見た目は変わってしまいましたが、これでまた安心して履いていただけるかと思います
!!
こちらのお修理、1458円で、20分程度になります。


で、もう少しだけ。
こちらのドライビングシューズ、ネイビーのスエードになります。

写真の、向かって左側の靴だけ色が濃いのがお分かりになるでしょうか??
これ実は、スエード用の栄養スプレーを左足だけかけてあります。

つるっとした革の場合、靴クリームで油分と水分を補給して柔軟性を保つことができます。
ですが、スエードの場合は、クリームをつけると、毛がペタッとしてしまうのでクリームは塗ることができません。
そこで、スエード専用のスプレーを使います。

実際のところ色あせて見えますが、、色があせると言うより、乾燥して褪せて見えてしまうというのが正しいと思います。
例えば、冬乾燥すると、手がカサカサになり白っぽくなったりしますよね。
あの状態です。
そんな時、肌色のクリームを塗らなくても、ハンドクリームで十分しっとりしますよね。
そうすると、手の白っぽいのも元に戻ります。

そんな役割をしてくれるのが、ご紹介するスエードスプレーですね。
こちらです。
これ、スエードの靴お持ちでしたら、1本あって間違いないです。
栄養を与えて、しかも想像を超える撥水効果を発揮します。
雨の日でもいけるんじゃない!?って言うくらい水をはじきます。
事実雨の日でもいけると思います。
・・・白とか薄いベージュのスエードは、雨の日はやめて起きましょう(笑)。
こちら、スエードカラーフレッシュスプレー1620円。
正直おすすめです。

片足だけではかわいそうなので、もちろん、両足かけました(笑)。

ちなみに、乾燥だけでなく、完全に色あせる場合もあります。
そんな時は、捕色するリキッドもありますのでご相談くださいね!!

それでは皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております!!